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NEO(ネオ)とは?特徴や将来性、問題点を徹底解説!

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中国版イーサリアムと呼ばれている仮想通貨NEOについて、概要と特徴、イーサリアムとの違いや代表的なdapps、NEOの将来性を解説していきます。

仮想通貨NEO(ネオ)とは?

NEO(ネオ)の特徴

NEO(ネオ)の将来、今後

NEO(ネオ)以外のdappsが開発できるプラットフォーム

仮想通貨NEO(ネオ)とは?

NEOとは2016年8月にGithubに公開されたdapps(分散型アプリケーション)開発用のアプリケーションプラットフォームです。プロジェクト自体は2014年から稼働しており、開発拠点が中国にあり、おなじdappsプラットフォームであるイーサリアムと比較されることが多いことから、「中国版イーサリアム」と称されています。

NEO(ネオ)が使われている代表的なdapps

NEX(ネックス)

「NEX」はNEOのネットワークを使ったDEX(分散型取引所)のdappsです。 ブロックチェーンとオフチェーンを組み合わせた「オフ・マッチング・エンジン」を使い、NEOとイーサリアムの異なるブロックチェーン間を行き来する複雑なクロスチェーン取引を行うことができます。 また、決済機能も備えており、さまざまなサービスと連携して使うことができる拡張性の高さも魅力です。

NEXの公式サイトはこちら!

AdEx(アドイーエックス)

AdExはブロックチェーンとスマートコントラクトを使い、公正な広告ソリューションを提供することを目的とした、アドエクスチェンジ用のdappsです。AdExではレギュレーションを個人へ分散させることで管理権力の1ヶ所集中を防いでいます。これによって誇大広告や詐欺広告がエンドユーザー(消費者)へ提供されない公正で透明性の高い広告を提供することができます。

AdExの公式サイトはこちら!

Moonlight(ムーンライト)

Moonlightは労働力の最適化を目指した法人向けの採用ソリューションです。クラウドファンディングによる企業の資金集めから、企業と労働者のマッチング、支払いのプロセスまでをMoonlight上で完結することができます。 また、仕事内容や経歴などの雇用データもブロックチェーンで一元管理することで、正確な情報を企業と労働者双方に提供することができ、これによって不正のない公正なマッチングを可能としています。

Moonlightの公式サイトはこちら!

NEO(ネオ)とイーサリアム(Ethereum)との違い

認証方式が違う

イーサリアムでは取引認証のコンセンサスアルゴリズムに計算量に応じて報酬額が決まる「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」を採用しています。 これに対してNEOでは「DBFT(デリゲイテッド・ビサンティン・フォールト・トレラント)」という認証方式を採用しており、P2P取引におけるビザンティン問題に対応した認証方式となっています。

【ポイント】ピザンティン問題って何?

ビザンティン問題とはP2Pのような分散型ネットワークでは、特定の個人による意図的な悪意ある操作を受ける可能性があるという問題です。 DBFTではブックメーカーというブロック承認の代表者を設け、監視役とすることでネットワーク内の不法行為を防ぐ仕組みとなっています。 ブックメーカーは承認の代表者として権力を持つ一方で、GASトークンの保有量や他の参加者からの評価率が低ければその役割から外れるようになっており、これによってDBFTでは公平かつ公正なネットワークの維持管理を実現しています。

開発言語が多い

イーサリアムでは「Solidity」という開発言語が使われています。 これに対してNEOでは「C#、C ++、GO、JavaScript」などの言語に対応しており、イーサリアムと違い多くの開発言語に対応していることで開発が行いやすくなっています。 また、将来的にさらに開発言語を増やしていく予定となっており、エンジニアが新たに言語を覚えなくてもNEOのアプリケーション開発を行えるようにすることを目標としています。

GAS(ガス)トークンの役割

イーサリアムでは取引手数料のことを燃料にたとえて「GAS」と呼んでいます。 これに対してNEOには「GASトークン」と呼ばれるものが存在します。NEOのGASトークンの役割は2つあります。

1つ目の役割はNEOの取引の際に使う取引手数料の役割です。2つ目の役割はDBFTの認証方式におけるブックメーカーへ支払われるインセンティブの役割です。また、GASトークンの保有量はブックメーカーのコミニティ内での評価を決める1つの要素ともなっています。このGASトークンは時間をかけて発行量が増えていく仕組みとなっており、発行から22年後に上限発行数の1億GASまで発行されます。また、GASトークンが上限発行数に到達した後のブックキーパーへのインセンティブは、NEOの取引手数料が支払われる予定となっています。

1秒あたりのトランザクション処理能力が高い

イーサリアムでは1秒間に15件のトランザクションを処理することができます。取引数が増えてくると処理能力が追いつかず送金が詰まり、送金の遅延につながります。これに対して、NEOでは1秒あたりに1,000件のトランザクションを処理することができるため、取引量が増えても送金詰まりが起きにくく、速い送金速度を維持することができます。また、NEO3.0のアップデートに伴い、大規模なアプリケーションを実行する基盤を作るために、2020年までには1秒あたり100,000件のトランザクションを処理することを目標としています。

イーサリアムの詳しい解説はこちら!

NEO(ネオ)の特徴

スマートエコノミー

NEOでは「スマートエコノミー」という理念を掲げています。 スマートエコノミーは「デジタル・アセット」「デジタル・アイデンティティー」「スマートコントラクト」という3つの要素で構成されています。

デジタルアセットではブロックチェーンの技術を生かしデジタル資産の信頼性と透明性を高めることで、第三者の仲介を不要とします。

また、デジタルアイデンティティーでその資産を個人と結びつけることで、法的に管理・保護をします。

さらに、エンジニアはNEOの多様な開発言語によりスマートコントラクトを使ったアプリケーションの開発をすぐに行うことができるので、スマートエコノミーの発展を実現できます。このように、スマートエコノミーでは第三者の仲介を不要とした純粋なP2Pネットワークの構築とスピーディーなネットワークの発展を実現することができるのです。

NEO独自機能NeoContract(ネオコントラクト)

NEO独自の技術として、より拡張性の高いスマートコントラクトを提供する「NeoContract」があります。NeoContractは「NeoVM」「InteropService」「DevPack」の3つの要素から構成されています。

NeoVMはスマートコントラクトを実行するのに適した動作の軽い仮想マシンであり、汎用性が高いためブロックチェーン以外の分野や開発環境にも適用することができます。

InteropServiceはNEOのさまざまな要素のハブとして機能し、ブロックチェーンやデジタル・アセットなどを結びつけてくれます。

また、DevPackを使うことでNeoVM上での開発言語間のコンパイリングと開発環境をつなぐプラグインが利用でき、エンジニアはすぐにスマートコントラクトの開発を行うことができます。 上記の3つの概念はNeoContractの構成要素であり、スマートエコノミーを実現するための中核の機能となっています。

NEO独自機能NeoX(ネオエックス)

NeoXは異なるブロックチェーンをつなげる「クロスチェーン」を実行するプロトコルです。NeoXには「クロスチェーンアセット交換プロトコル」と「クロスチェーン分散トランザクションプロトコル」の2種類のプロトコルが存在します。

クロスチェーンアセット交換プロトコル

クロスチェーンアセット交換プロトコルはクロスチェーンを使い異なるブロックチェーンでの資産交換を行う際に、そのトランザクションを承認する機能です。この機能を使う場合にはNeoContractの関数を使い作成した契約アカウントを持っている必要があります。仮に交換相手のブロックチェーンがNeoContractと互換性がなくとも、スマートコントラクトを実装していればNeoXを通してクロスチェーンを使い資産の交換をすることができます。

クロスチェーン分散トランザクションプロトコル

クロスチェーン分散トランザクションプロトコルはクロスチェーンにおける一連のトランザクションのプロセスを、異なるブロックチェーンに分散させて実行する仕組みです。 これはクロスチェーンを使った資産交換のプロセスをユーザーが任意に拡張できることを指しており、これによってスマートコントラクトを複数のブロックチェーンで実行することができるようになります。

NEO独自機能NeoFS(ネオエフエス)

NeoFSは分散ハッシュテーブルの技術を使った分散ストレージプロトコルです。 通常データを保存する際にはファイルパスを使いノードに対してのファイルの保存場所を指定します。これに対してNeoFSではハッシュテーブルを使いファイルコンテンツのキーとエントリのインデックス付けを行います。また、このデータは分散されてP2Pの各ノードに保存されるので紛失と改ざんに対する耐性が強く、安全です。

信頼性要件の選択

NeoFSのユーザーはファイルに対しての信頼性の要件を自分で選択することができます。信頼性の担保としてトークンを使い、低いものには無料か無料に近い状態で提供し、高いものには有料でバックボーンノードを使うことで信頼性を向上させる仕組みとなっています。

スケーラビリティ問題の解決

通常フルノードはすべての取引記録を保管しています。 しかし、NeoFSでは将来的に古いブロックチェーンのデータをストレージに格納することができるようになるため、これによってフルノードのパフォーマンスを向上させることができ、スケーラビリティの解決を行うことができます。

NEO独自機能NeoQS(ネオキューエス)

現在使われている暗号化技術は量子コンピューターが利用されるようになると簡単にその暗号が解けてしまうと言われています。 これに対してNEOではNeoQSという格子暗号の技術を使うことができます。格子暗号は量子コンピューターを使った解読がおそらく難しいであろうと言われており、対量子コンピュータの暗号技術として現在注目されています。これにより、NEOには量子コンピューターの攻撃に対しての耐性もあります。

NEO(ネオ)の問題点・デメリット

協議会によるコントロール

NEOの発行枚数は1億NEOでそのうちの50%をNEO協議会が保有しています。 この保有率の割合は、協議会による公正な運営を可能とする一方で、協議会が保有するNEOの使い道しだいでは中央集権的なコントロールを受ける可能性があるという問題点を持っています。

【ポイント】NEO協議会って何?

NEO協議会はNEOのネットワークの公正な管理・運営とコミニティの発展のためにNEOプロジェクトの創設メンバーで構成された協議会です。管理委員会、技術委員会、事務局で構成されており、NEOの開発・普及のための意思決定とそれに基づいたプランの実行をNEO協議会で行う仕組みとなっています。

中国政府による規制

中国政府はVechainやConsenSysとの提携など暗号通貨の技術開発に積極的な一方で、ICOを禁止するなど規制を強めてもいる側面もあります。NEOがこの規制にかかった場合、開発や普及の停滞につながる恐れが考えられます。

NEO(ネオ)の将来、今後

スマートエコノミーの実現

NEOが掲げる理念の「スマートエコノミー」はP2Pの取引において、第3者の仲介がなくても成立する、透明性の高い公正なデジタル経済圏を構築するというものです。 大企業が提供するプラットフォームによりこのような純粋なP2P取引の実現は現在難しくなっていることからも、この理念が実現すればNEOの価値は飛躍的に向上すると考えることができます。

テクノロジーとの融合

NEOはさまざまな開発言語に対応していることから他のテクノロジーとの融和性も高くなっています。 たとえば、PythonのようなAI(人工知能)の開発に重要なディープラーニングによく使われる開発言語との相性も良いでしょう。 将来的にはさまざまな開発言語に対応していく予定となっており、これによって開発の門戸が広くなることで、多様なエンジニアによる積極的な技術開発が期待できるといえます。 また、クロスチェーンの機能を使うことで他のブロックチェーンとも連携が取れる拡張性も、1つのプラットフォームに縛られず、将来的に多用途でNEOの利用ができる可能性を示しています。

中国独自のdappsプラットフォームへ進化

中国では他国文化を規制するある種の鎖国政策をとることで、自国独自のプラットフォームを作り上げてきました。 たとえば、ECサイト大手のアリババは世界の時価総額ランキングで現在7位につけており順調にその業績を伸ばしています。

また、TwitterやFacebookを規制している一方で、SNSサービスではテンセントが提供するWeChatが主流となっており、アリババ同様にテンセントも世界の時価総額ランキングで8位となっています。 グーグルやアップル、アマゾンなどのアメリカ企業が世界のシェアのほとんどを占めているなかで、この2社の成長は驚異的であり、アジア最大規模のプラットフォームであることは間違いないといえます。 NEOもこういった企業についで中国独自のdappsプラットフォームへと進化する可能性が非常に高く、その将来性に期待が持てるということができます。

NEO(ネオ)以外のdappsが開発できるプラットフォーム

NEO以外のdappsが開発できるプラットフォームをいくつか紹介します。

Ethereum(イーサリアム)

Ethereumはカナダ人プログラマーのヴィタリック・ブテリンによって開発されたdappsプラットフォームです。ビットコインが汎用性の低い開発言語で作られていたこともあり、より多くの用途で使えるプラットフォームを構築することを目的として開発されました。ブロックチェーンとスマートコントラクトの実装で将来的にさまざまなサービスへの応用が期待されています。現在ICOで発行されているほとんどのトークンはイーサリアムベースのERC-20規格に準拠したものであることからも、その開発の容易さが魅力となっています。

イーサリアムの詳しい解説はこちら!

NEM(ネム)

NEMは、New Economy Movementの略称であり、国や政府などの機関に縛られない新しい経済活動を目指すことを目標としたプロジェクトです。イーサリアムと比べると、かなり容易に分散型アプリケーションの開発を行うことができることで知られています。dapps開発に取り組む場合、初心者の方は、まずはNEMブロックチェーン上で開発をスタートするのも選択肢としては良いかと思います。

EOS(イオス)

EOSは、香港に本拠を置くBlock.one社が開発する分散型アプリケーション構築のためのプラットフォームです。DPOSというコンセンサスアルゴリズムを採用することで、スケーラビリティ問題を解決した分散型アプリケーションの開発を目指しています。

Asch(アッシュ)

Aschは分散型アプリケーションを開発するためのプラットフォームであり、サイドチェーンを採用している点に特徴があります、サイドチェーンとは、メインチェーンとは別にもう一本チェーンを作っておく仕組みのことであり、サイドチェーンを活用することで、新しく機能を追加しても、メインチェーンが重くならずに済み、スケーラビリティ問題の解決につながる可能性があります。